年末年始でもカードローンは利用できる？対応可能金融業者や注意点を紹介

年末年始になって、どうしてもお金が足りなくなった経験をしたことがある人もいるかもしれません。

年末年始は、基本的に多くの業者が休業となり、商品購入やサービスの利用ができません。

融資サービスについても同様で、銀行をはじめ多くの金融業者は年末年始に休業をしています。

そのような中、カードローンは年末年始でも利用できる場合があるのをご存じでしょうか。

カードローンは申し込みから短時間で融資が受けられる可能性のある、便利な金融サービスです。

状況によっては、年末年始のタイミングでもカードローンであれば融資が受けられるかもしれません。

対応可能な金融業者の代表例や、利用における注意点などについても解説します。

年末年始に急にお金に困った場合でも対応できる、カードローンのサービスを理解するといざという時にも対処ができます。

年末年始に利用できるカードローンは限られる

年末年始でも、カードローンであれば利用が可能であると考える人もいるかもしれません。

しかし、年末年始においては利用できるカードローンサービスは限られています。

年末年始は、多くの企業や店舗が営業をせず、休業となります。

カードローンサービスも例外ではなく、原則は休業となるケースがほとんどです。

年末年始におけるカードローンサービスの基本的な考え方について、以下で解説をします。

年末年始に慌てないよう、あらかじめカードローンサービスの対応について理解しましょう。

銀行カードローンは基本的に対応不可

カードローンサービスのうち、銀行カードローンは基本的に年末年始には対応していません。

銀行カードローンを運営する銀行が年末年始は休業であるため、同様にカードローンの営業も行なっていません。

しかし、年末年始を迎える前にあらかじめ契約を済ませた上で専用カードを入手しているなど、手続きが完了している場合はATMの利用によって借り入れが可能なサービスもあります。

例えば、イオン銀行カードローンはATMを利用して24時間365日借り入れが可能です。

消費者金融カードローンは業者ごとに設定が異なる

消費者金融カードローンは、金融業者ごとに年末年始の営業時間設定が異なります。

すべての消費者金融が、年末年始の融資に対応しているわけではありません。

元旦のみ休業している業者や、元旦と大晦日の2日のみ休業している業者など、休業日の設定には様々なパターンがあります。

年末年始に急にお金が必要になるなど、いざというときのために、年末年始の消費者金融カードローン業者の営業時間設定を知っていると安心です。

振込融資は対応不可のケースが多い

年末年始の融資に対応している消費者金融業者でも、銀行振込による融資に対応していないケースが多い点に注意しましょう。

年末年始の振り込みによる融資対応は、銀行の営業時間によって異なります。

一部の銀行では、時間を問わず振込融資の申請ができるところもあります。

しかし、正月明けの1月4日付の融資実行となる金融機関が多いです。

銀行振込による融資を受ける場合は、年末年始の営業時間や申請の限度時間をあらかじめ知っていると安心です。

年末年始でもお金を借りられるカードローンを利用する

年末年始でもお金が借りられるカードローンサービスは、消費者金融業者の中で一部存在します。

しかし、年末年始利用可能とはいえ全日利用可能な業者は少なく、一部の日程で借り入れできる業者が多いです。

年末年始に融資が可能な消費者金融カードローンを、以下に5種類紹介します。

名称	金利（年率）	借入限度額	年末年始の営業
アイフル	3.0～18.0％	800万円	利用可能
アコム	3.0～18.0％	800万円	元旦は受付のみ
プロミス	4.5～17.8％	500万円	元旦のみ休業
レイク	4.5～18.0％	800万円	大晦日と元旦が休業
SMBCモビット	3.0～18.0％	800万円	元旦はネットのみ

あらかじめ消費者金融業者ごとの営業日程を理解し、利用しましょう。

アイフルは年末年始でも利用可能

名称	金利（年率）	借入限度額	年末年始の営業
アイフル	3.0～18.0％	800万円	利用可能

アイフルは、年末年始も休みなしで利用可能な珍しい消費者金融業者です。

無人契約機の利用時間は、通常9～21時であるのに対し、元旦のみ9～18時と短くなっています。

しかし、それ以外の対応時間は通常と変わらず、インターネット申し込みの場合は24時間利用可能です。

銀行振込は1月1～3日は停止しているため、ATMを利用して現金の借り入れを受けましょう。

アイフルは、年末年始問わず利用できる、頼りになる消費者金融業者です。

アコムは受付のみの設定日がある

名称	金利（年率）	借入限度額	年末年始の営業
アコム	3.0～18.0％	800万円	元旦は受付のみ

アコムは、年末年始問わずいつでも申し込みが可能ですが、元旦の1日のみ審査が実施されません。

元旦は受付のみであるため、即日融資は受けられない点に注意しましょう。

また、無人契約機は大晦日と元旦の2日間休業しています。

ATMによる現金借り入れは常に利用できますが、銀行振込は金融機関により対応が異なります。

銀行振込による融資を希望する場合は、アコム及び金融機関双方の確認を取る必要があるでしょう。

プロミスは元旦のみ休業

名称	金利（年率）	借入限度額	年末年始の営業
プロミス	4.5～17.8％	500万円	元旦のみ休業

プロミスは、元旦のみ休業となっており、他の日程では融資が可能です。

しかし、大晦日は電話申し込みは不可能で、かつネット及び無人契約機の申込時間も通常よりも短くなっているため、通常とは異なる点を理解しましょう。

また、プロミスのATMは元旦には稼働していません。

あらかじめ契約を行い、ローン専用カードを持っていたとしても、元旦には融資が受けられない点に注意しましょう。

銀行振込は、元旦の申し込みは予約のみで、1月2日の朝に融資実行となります。

大晦日の銀行振込受付時間は、金融機関により様々です。

それぞれの申込時間を過ぎると、1月2日の融資取り扱いになってしまうため、時間に配慮する必要があります。

レイクは元旦と大晦日が休業

名称	金利（年率）	借入限度額	年末年始の営業
レイク	4.5～18.0％	800万円	大晦日と元旦が休業

レイクでは、元旦と大晦日が完全休業となります。

また、12月30日の申込時間は通常の21時までに対し18時までと短くなっています。

ATMも大晦日と元旦は稼働しないため、あらかじめ契約を行っていたとしても融資は受けられません。

レイクは無利息期間が非常に長いなどメリットの多い消費者金融業者ですが、年末年始の利用においては利用が難しいといえるでしょう。

SMBCモビットはインターネットのみ受付可能

名称	金利（年率）	借入限度額	年末年始の営業
SMBCモビット	3.0～18.0％	800万円	元旦はネットのみ

SMBCモビットは、元旦以外は利用可能ですが、元旦はインターネット申し込みのみとなります。

元旦当日は、受付のみで審査は実施されません。

無人契約機は元旦のみ休業となるため、元旦にどうしても手続きをしたい場合は、インターネットによる申し込みを選択しましょう。

元旦当日のネット申し込みの受付時間は17時30分までと、通常よりもかなり短くなっています。

元旦に手続きを済ませたい場合は、早めに申し込みをする必要があるでしょう。

SMBCモビットの場合は、元旦は銀行振込による融資もATMの利用も不可能です。

どうしても元旦に融資を受けたい場合は、他の方法を選択する必要があります。

年末年始にカードローンでお金を借りる条件を理解しよう

以上、年末年始にも対応している消費者金融カードローンを紹介しました。

しかし、対応可能であるとはいえ、即日融資を確実に受けられる保証はありません。

年末年始に申し込みをして、融資まで完結させるためには、以下のような条件に配慮して確率を高める必要があります。

• 在籍確認を完結できる状況を整える
• 審査に通過できる条件を確保する
• 所定の時間内に契約手続きまで完了させる

年末年始は、普段とは異なる状況である点を理解し、スムーズに融資を受けられるよう対応しましょう。

在籍確認を完結できる状況を整える

年末年始に確実に融資を受けるために、在籍確認を完結できる状況を整えられるよう考慮する必要があります。

在籍確認とは、利用申請をした際に伝えた勤務先への所属を確認する作業です。

年末年始は多くの企業が休業であるため、職場に電話がかかってもだれも対応できず、審査が持ち越しになる恐れがあります。

従って、年末年始にカードローンの申し込みをする際は、在籍確認の電話を回避する方法を検討しないといけません。

最初から電話による在籍確認を実施しないと明言している、大手のカードローン業者を選ぶのが望ましいです。

しかし、場合によっては電話による確認作業が実施される可能性もあるため、申し込みを終えた後すぐにコールセンターに電話をして念押しすると良いでしょう。

審査に通過できる条件を確保する

カードローンの申し込みをする際は、あらかじめ審査に通過できる条件を確保しましょう。

まずは、カードローン業者ごとに定められている申込条件をクリアしているかを確認する必要があります。

最低限でも以下の項目に関しては、どのカードローン業者を利用する場合でも共通してクリアすべき項目です。

• 申し込みできる年齢
• 申込内容に虚偽がない
• 融資希望額が年収の3分の1以内
• 信用情報にキズがないか

融資希望額が年収の3分の1という条件に関しては、他の消費者金融業者から借りている金額も加味して考慮しましょう。

所定の時間内に契約手続きまで完了させる

所定の時間内に、契約にかかるすべての手続きを完了させられるようにしましょう。

各業者の締切時間に手続きを終えると、即日融資が実行されるわけではありません。

申し込みを終えた後、業者側の審査に通過しないと融資を受けられません。

大手消費者金融の審査時間は非常に短いとはいえ、締切時間ギリギリでは間に合わないケースも多いでしょう。

さらに、年末年始は多くの消費者金融業者が、通常とは異なる締切時間を設けています。

混み具合によっては即日融資に間に合わない場合も

締切時間まで余裕を持って申し込みを行ったとしても、混み具合によっては即日融資に間に合わず、持ち越しとなるケースも少なくありません。

特に年末年始は、多くの融資希望者が集中して申し込みをするケースが予想されます。

十分な審査時間があると思っていても、翌日以降に持ち越しとなる場合もあり得ます。

年末年始で融資申請をする際は、締切時間を考慮するよりも、可能な限り早めに手続きを開始する方が良いでしょう。

また、即日融資の確率を少しでも高めるため、申し込みが完了した時点でできるだけ早くコールセンターに電話をして優先的に審査を実行してもらうようお願いするのも有効です。

年末年始に困らないためのカードローンの使い方を採用する

年末年始は各種イベントが多いため、急にお金が必要になるケースも少なくないかもしれません。

しかし、前述のように年末年始では通常よりも申込時間に制限があるカードローンが多いです。

また、申込者が多く混み合ってスムーズな融資が受けられない場合もあるでしょう。

年末年始に困らないため、スムーズなカードローンの利用ができるような準備を済ませるのがおすすめです。

年末年始に急に困らないためのカードローンの使い方について、以下に6項目紹介します。

• あらかじめ契約を済ませる
• 必要書類を事前に用意する
• できるだけ早めに申し込みをする
• 在籍確認の電話を省略できる金融業者を選択する
• 審査時間が短い金融業者を優先的に利用する

いざというときに困らないため、年末年始でも安心して融資が受けられるように対応しましょう。

あらかじめ契約を済ませる

あらかじめカードローン業者に申し込みをして、契約を済ませると良いでしょう。

一部の消費者金融カードローンでは、元旦を問わず年中即日融資に対応する業者も存在します。

しかし、時間の制約や混み具合を考慮すると、年末年始の当日に新規申し込みをするのは得策ではありません。

しかし、カードローンによっては元旦にATMが休業するケースもあるため、業者ごとの営業時間の設定はあらかじめ確認しましょう。

必要書類を事前に用意する

申し込みに必要な書類は手続きを円滑にするため、事前に用意すべきです。

特に、収入証明など取得に時間を要する書類が必要になる場合には、事前の準備は必須といえます。

ほとんどのカードローン業者は、借入希望額が50万円を超過する場合には、収入証明書の提出を求めます。

場合によっては、市役所などに申請して書類を入手しなければならないケースもあるでしょう。

市役所などは、年末年始はもちろん執務時間外であるため、急いで書類を入手したくてもできない状況になるケースも多いです。

年末年始のカードローン申し込みを検討する際は、あらかじめ必要となる書類を用意するのがおすすめです。

できるだけ早めに申し込みをする

カードローンの申し込みは、できるだけ早めに実行するのが良いでしょう。

各業者が設定する締切時間までに手続きを終えると、即日融資に対応してもらえると考える人が意外に多いです。

しかし、申し込み手続き完了から業者側の審査を受け、最終的な手続きを完了させる必要があります。

金融業者の営業時間内に、審査や最終手続きを含めたすべての処理を終える必要があるため、締切時間ギリギリに申し込んだ場合は即日融資は難しいでしょう。

締切時間にこだわらず、できるだけ早めに申し込みをすると安心です。

在籍確認の電話を省略できる金融業者を選択する

年末年始にカードローンの申し込みをする際は、在籍確認の電話を省略できる金融業者を優先的に選択する方が無難です。

年末年始は、多くの企業が休業しており、職場に電話応対ができる社員がいないケースも多いでしょう。

カードローン業者が職場に電話をして誰も応対しなかった場合、審査は翌日以降に繰り越しとなってしまうでしょう。

近年は、電話による在籍確認を省略する消費者金融が増えてきています。

年末年始に確実に融資を受けるためには、在籍確認の電話を回避できる金融業者を選択しましょう。

審査時間が短い金融業者を優先的に利用する

年末年始に確実に即日融資を受けたい場合は、審査時間が短い金融業者を優先的に利用すると安心です。

近年は、大手消費者金融を中心に、短時間で融資が完了する業者が増えています。

申し込みから30分程度で融資が完了する消費者金融業者も、近年では珍しいものではなくなってきました。

年末年始のような、営業時間が短くかつ混み合う時期においては、審査時間が短い消費者金融業者を選択したほうが即日融資の可能性は高まります。

インターネットよりも無人契約機の方がうまくいく場合も

場合によっては、インターネットによる申し込みよりも、無人契約機を利用したほうがスムーズに融資が受けられる場合もあります。

近年は、カードローンの申し込みというとインターネット経由の方法を連想する人が多いでしょう。

しかし、年末年始のような申し込みが混み合う可能性のある状況では、インターネットによる申込者が多くてスムーズに手続きが終わらない場合もあるかもしれません。

また、無人契約機を利用した場合は、審査及び契約が終わるとすぐにローン専用カードが手に入ります。

急いで現金を必要とする場合には、無人契約機を利用したほうが良いケースもあるといえるでしょう。

年末年始にカードローン以外でお金を借りる方法もある

以上、年末年始にカードローンを利用してお金を借りる際の注意点などを紹介してきました。

しかし、年末年始にお金を借りる方法は、カードローンだけではありません。

カードローンの利用が難しい場合は、他の借入方法を検討するのも良いでしょう。

年末年始に利用できるカードローン以外のお金の借り方を、以下に3例紹介します。

• クレジットカードのキャッシング機能を利用する
• 空いている質屋を利用する
• いざとなったら友人知人を頼る

自分に合った借入方法を採用して、年末年始の資金不足に対応しましょう。

クレジットカードのキャッシング機能を利用する

普段利用するクレジットカードにキャッシング機能が搭載されている場合は、無審査で融資が受けられます。

クレジットカードを取得した際に、気付かない間にキャッシング機能を付与しているケースも多いでしょう。

カード取得手続きの中ですでに審査を受けているため、審査不要ですぐにお金を借りられます。

クレジットカードのキャッシング機能を年末年始に利用する際は、ATMなどが稼動しているか確認する必要があります。

クレジットカードのキャッシングでは、多くのATMが提携しているケースが多いため、利用できるサービスを探すと良いでしょう。

空いている質屋を利用する

年末年始に営業をしている質屋で、価値のある物品を差し入れてお金を借りる方法もあります。

多くの質屋は年末年始に休業をしているケースが多いのですが、一部の業者は営業しているため、融資の相談が可能です。

質屋は、差し入れる物品を担保にしてお金を借りられるサービスであるため、審査なしでお金が借りられます。

店舗によっては、元旦のみ休業であるものの、それ以外の日程は営業している場合もあります。

いざとなったら友人知人を頼る

民間の金融サービスの利用がどうしても難しい場合は、友人知人を頼ってお金を借りる方法もあります。

友人や知人からお金を借りる際は、もちろん審査などは不要で相手の合意のみでお金を借りられます。

しかし、信頼性を損ねるなど人間関係に支障をきたしてしまう恐れがあるため、慎重に相談する必要があるでしょう。

借用書を用意して返済の確約をするなど、相手の信頼を損ねないような対応を心がける必要があります。

年末年始に対応可能なカードローンでお金を借りよう

年末年始にお金が必要になった場合は、対応可能なカードローンを利用してお金を借りる方法を検討しましょう。

カードローンのうち、銀行系は年末年始に対応していないケースがほとんどです。

消費者金融系のうち、一部の業者が年末年始に営業しており、利用が可能です。

金融業者によって営業時間や休業のタイミングが異なるため、あらかじめ営業予定を確認すると良いでしょう。

年末年始にカードローンを利用する際は、以下の点に注意する必要があります。

• 在籍確認を完結できる状況を整える
• 審査に通過できる条件を確保する
• 所定の時間内に契約手続きまで完了させる

また、年末年始に困らないため、以下のような上手なカードローンの活用を検討しましょう。

• あらかじめ契約を済ませる
• 必要書類を事前に用意する
• できるだけ早めに申し込みをする
• 在籍確認の電話を省略できる金融業者を選択する
• 審査時間が短い金融業者を優先的に利用する

どうしてもカードローンが利用できない場合は、クレジットカードのキャッシング機能や質屋の利用も検討すると良いでしょう。

友人や知人を頼る際は、人間関係に支障をきたさないよう、配慮してお金を借りる必要があります。