with/afterコロナにおける天草*ビジネス

2020年は初頭より新型コロナウイルスが世界中を席捲しました。ソーシャルディスタンス、休業要請、在宅勤務、、、直接に経営に関わることから経済環境にいたるまで幅広い影響を及ぼしています。今後の天草の中小企業経営にも大きな影響があることから、アマビズからの提言をすべく考え中です。
(更新中)

新型コロナウイルスで、宿泊業、飲食業をはじめ、医療福祉、物流含め幅広い産業が痛手を受けています。一方、スーパーや通販など巣ごもり需要を伸ばしているところもあります。また、これは一過性のものでなく、今後もスペイン風邪のように2波、3波は覚悟、新たなウイルスが現れることも視野にいれておくべきでしょう。そしてこれをきっかけに、アフターコロナともいわれるように、今後の生活・経済・社会のスタイルが変わるきっかけともなるでしょう。
変化の時は、萎縮せず積極的にピンチをチャンスに変えていくことで、未来を生きやすくなります。その観点から、考えています。

全体概要・背景

■天草の価値:人が輝き活力あふれる日本の宝島”天草”
恵み巡る自然と人 
 (特に多様な一次産品の価値(オーガニックも)) 

■基本認識:
 右肩下がり経済・少子高齢化・人口減少・予想外ハプニング(VUCA) の時代において
 
  ご参考:世界経済フォーラム「グレート・リセット」の時
  https://jp.weforum.org/agenda/2020/06/gure-to-risetto-no/

・農→工→商→情報→生命 という時代変化を背景に

© Ama-biZ 詳細は一番下に

・地産地消循環経済+外貨獲得+未来人財投資 という方向性

©Ama-biZ

・豊かな恵みがあるからこそチャレンジし、未来を共生していく天草 という自覚
 これはこれまでもコンセプトとしてきたが、コロナ以降、より加速すると認識&意志。
 事業者視点では、より本質的な価値を顧客との永い関係性を育みながら提供していくことが必要。

天草のアクション:
 事業者としては 提供価値の掘り下げ、より顧客との顔の見える関係、他業者との有機的なつながり強化・価値共創 など、より本質的な価値を提供する日々の取り組みを変えることで、変化に強くなること
さらに天草全体としても
★「本質的な価値提供」の見直しからの再チャレンジ
・強化:遠隔対応 インフラ強化(IT) 人財強化 
・促進:共創価値増 島として6次化
・技術を掛け算


天草資本主義へ

天草のアクション

基本アクションは「本質的な価値提供」の見直しからの再チャレンジ
コロナ含め、いつ何が起こるかわからない時代、お客様に選ばれ続けるためには、日々の仕事の見直しです。コロナの影響が少なかったところは結局日々の信頼が積みあがっていたところではないでしょうか。 提供価値の掘り下げ~業態の可能性の再定義~複数サービス提供 、より顧客との顔の見える関係の育み、他業者との有機的なつながり強化・価値共創のチャレンジ かと思っています。例えば picasso社の事例ですが、 地産地消の恵みをフレンチの解釈で引き出して伝えるのが価値。そこがしっかりしているので、加工品として全国に届ける+地元の若い方向けには飲食店として提供する 複数のサービスが連携できていました。加工品のネット販売に力を入れることでコロナの影響を最小化。さらに自社クラウドファンディングにて資金調達。従業員も雇用調整金で休業手当と研修補助を活用して加工スキルをアップ。以下の「助け合い弁当」にも、コラボメニューで参加しています。 経営方針がしっかりしていること、通常やっていることが、危機に対してのしぶとさにつながっていることが学べます。サービス形態は、テイクアウト、イベント出展、営業時間、貸し切り、空間シェア等々いろいろ多様にありますが、戦略の中で有機的に行うことが大事なので、個別ケースによって戦術は変わります。ぜひ一緒に考えましょう。

プラスアクションの1つ目は「遠隔対応」
在宅勤務、遠隔サービスが当たり前な時代への対応です。遠いと時間もお金もかかるという天草の不利な面を、ITを活用した遠隔サービスを強化します。都心からの副業メンバーの参画、VRでの生産者直接営業、会社ごとの移転、体験主体の学校設立、海外連携・・・いろいろな可能性があります。実際、天草内外を結んでのZOOM会議も始まっています。(商工団体の連携会議ほか)。
一方、遠隔したいのに、Wi-Hiが繋がらないなど、天草市のインフラの弱さも改めて課題になっていることが明確になっています。

身近なところでは、子育て支援の「わわわ」さん。ZOOMを使った子育て支援コミュニティは、保護者さんにたいへん喜ばれています。①忙しい中お出かけしなくても参加できる。②顔出ししないで参加できるので化粧しないでもOK ③お互いの家でどんな風に子育て・ケアしているのか見てわかる。 ③専門家さんも自宅から子育て・ケアの様子を発信してくれる。④お互いに質問もできる。 など、お互いに嬉しいサービスになっています。コロナのおかげでサービスできている面もあります。

プラスアクションの2つ目は「共創価値増です。
コロナの影響は全産業、全生活に及んでおり、そこでもがく中から今まではなかったコラボが生まれています。例えば、「助け合い弁当」とメディアでも何度も取り上げられている、クリエーションWEBプランニングさんの冷凍弁当。養殖業、加工業、宿泊業、飲食店、ネット通販、子ども食堂と幅広い事業者の連携で生まれ、2万食以上の注文が入っています。コロナでだぶついた養殖魚を冷凍、天草の野菜素材等と組み合わせ、飲食店のレシピも活用、余った人手を不足したところに回し、顧客ニーズはシングルマザースタッフから取り入れて、など。島に様々な産業がそろっている天草ならではの成功事例です。ご参考:ツギノジダイ

もう一つは、天草まるごと応援隊による「#タギる天草」宿泊業の方々に休業期間中に天草おもてなし研修を施すことで、コロナ明けのサービスレベルを向上するプロジェクト。
産業の垣根を超えた共創がかえって天草の強みを引き出しており、アフターコロナ時代の魁となっています。

島としての6次化としても、天草チャレンジオリンピックで最優秀賞を受賞し、投資も受けて起業された田中博之さんの、Kittooの事例。余剰の柑橘を各農家さんから集めて一括加工し、いったんピューレの形にし、そこから色々なメーカー等に販売します。生産者にも、メーカーにも、天草にも嬉しいビジネスモデルです。田中さん曰く1.5次化!

他にも、地ビールの廃棄残渣を発酵させて豚や養殖のエサにするとか、植林が海の豊饒さを増すとか、SDGsにも繋がる循環経済型の連携にもまだまだ可能性はあると思っています。

事業承継
さらなる可能性としては、コロナ下事業の継続性を再検討することもあるでしょう。家業から事業へ法人化を検討する、第3者事業承継も検討する、島全体規模での事業再編も含む「リ:投資」とでも呼ぶべき、コロナ以降を見据え、様々な投資の見直し・再投資がポイントと思われます。つまりコロナをきっかけとした、地域に資する業界再編です。よいところを残しての承継や、家業から事業への再編を伴う承継だけでなく、地域としての6次産業化など、地域全体のビジネスエコシステムとしての関連資本による再編です。先の見えない今に振り回されるのでなく、振り回す側に回ることもできます。不安定な時代こそビジョンを持つものこそが未来を引き寄せます。人口減少は原因ではなく、自らの魅力を再発見・再活用しないことの結果です。地域が改めて有機的につながる中で生まれ変わるチャンスとして今を捉えることで、行きたい未来に視線を投げつつ事業の船を漕ぎ、地域の未来を創っていきましょう。

プラスアクションの3つ目は技術を掛け算 です。
例えばSNSの導入という小さな技術導入でも、小さな飲食店の顧客リスト獲得に繋げれば「あまケン」等の前売券販売や店舗再開の連絡がすぐできたのにと、ふだんからのIT活用が非常時に力を発揮することを再発見されています。
多様な一次産品を原料輸出するのでなく、自ら加工し、発信する、島ごとの6次化が天草の悲願でしょう。そのための人財は遠隔でも関われるからそこからまずは入って、技術やデザインや知恵で付加価値に変えましょう。
そして最新技術。ZOOM,VR,AR、IoT,5G 生産性増・・・島であるがゆえに、技術実証もしやすいのが天草。スーパーシティならぬスーパービレッジとして、健康や福祉、人財活用、買い物難民対策等々に最先端のテクノロジーを活用しやすい特区にすることも考えられます。

天草資本主義へ

天草資本主義が未来を創る
内山は、富山出身、東京から熊本に移住して10年になるんですが、圧倒的に現在(熊本)の方が高QOLというかWellBeing、豊かに暮らせているんですよね。それはお金というよりは、この自然環境だったりあったかい人たちのおかげです。都市はお金1st すぎて、人間は二の次なんですよね。右肩上がり時代に経済と技術が発展することで私たちは便利になったたけれど、それで私たちは幸せになったのか?と(昔に帰れでなく)問い直す時期だと思っています。人口格差だったり、世界的な格差だったり、気象異常だったり、やみくもな経済発展時代には考えていなかったことが今起こっていて、これからの右肩下がり~縮小安定時代を地方が生き延びるには、改めて私たち(人も自然も)の幸せのための経済をまわし、そのために技術を使うと意識しないとと思っています。AIのせいで仕事を失うじゃなくてAIのせいで仕事が楽になるのが本来ですよね。いろんな才能が埋もれている。この100年くらいで便利化の反面、失ったもの、取り返しがつかないものも多くて、でも天草にはまだまだそれが残っていて、天草が独立してもまわる天草資本主義で周回遅れのトップランナーになれるんじゃないかと。豊かな自然は天賦のベーシックインカム(持続化給付)だから、「成功するまでチャレンジできるほど豊かな場所だねこの天草は」と言えるし、全島民がそう自覚し、誇りを持っていたら、世界中から、観光にも学びにも移住にも来る(遠隔からスタートでもいい)。事業承継(第三者含む)ももちろん!であれる。と思ってきたんですが、まさしくコロナはそういう観点では追い風で。都市から地方分散、足元と遠隔で世界に関わりながら、地域循環と価値提供と未来投資で、豊かに暮らし、働き、生を謳歌できる、アフターコロナ時代の先進国天草と思っています。

生かされている感謝を想い出し、のびのびと生きる歓びをお客様に
もう一歩踏み込むと、コロナによるパニックは「死への恐れ」によるものです。「死への恐れ」が「生の謳歌」を自粛させすぎな状態かと。これって「私」が死んだら終わりって思ってるからです。「私」が死んでも、子孫や周りの友人や自然を通して、大きな命は連なっていく、という視点に立てば、死への執着を手放すことで、「生の謳歌」を邪魔しない範囲で、できるしこで対応し、基本は食や運動やマインドフルネスによって、免疫力というか元気力というか健康力を普段から強く生きる事によってウイルスを近づけないことこそがアフターコロナです。それって天草や地方がのびのびと自然と共生しながら生きていくこととイコールなんですよね。天草は、漁や釣りといった狩猟採集の文化・精神性があってそこはゑびす信仰でもあって、隠れキリシタンもつながっていると思っています。生や命や食や御恩への感謝、そういう深さ・懐があるからこそ、ここ天草で生きることは働くことは愉しく活気がある。そういう島だから、人が集まってくる。一つひとつの事業者にとっても本質的な提供価値とはなんだろう、自社の枠を超えてできることがもっとあるんじゃないか、お客様にもっと歓んでいただくには?それぞれが掘り下げて、天草が再生していく、コロナをそんなチャンスにしていきたいと思っています。

アマビズをご利用ください!一緒にチャレンジしましょう!
アマビズは、既存プレイヤー(事業者)・チャレンジャーの、いろんな可能性やアイデアや計画や願いを、種から受け入れ、育て、花を咲かせ、実を結び という全体に伴走し、縁を結び支援し続ける、場であり、サポーターです。なんでも話せ、多様な縁が結ばれ、語りあいから新たなものが生まれ、豊かだからチャレンジし放題な天草の未来をあなたと共に作ります。
新体制のアマビズを、どんどん使ってやってください!

〇参考文献
「アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド (日経BPムック)」ほか

〇補足

©Ama-biZ

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