プレスリリース 2019.1.25「フランス発の鼈甲に金銀象嵌アンティーク“ピクウェ”を再現」

熊本県天草市の肥後象眼作家“松下良太郎”氏は2018年12月、17世紀フランスで発明されたアクセサリー“ピクウェ”を2年の研究の末、再現することに成功しました。

ピクウェ( Pique )はルイ14世の頃17世紀フランスで誕生した技法で、鼈甲、象牙などに金、銀、真珠母貝を象嵌(異種の材質にはめ込む技術)したものを指します。舞踏会用の手帳、扇などに取り入れられましたが、19世紀に装身具としても用いられるようになりました。しかし19世紀末頃を最後に歴史の舞台からその姿を消しました。

製法が秘法とされたため現在では作成する事の出来ないジュエリーの1つと言われ、技術が途絶えてしまってから現代までの100年の間に、多くの宝飾職人達が再びピクゥエを作り出すために何度も製作することを試みましたが全て失敗におわり、幻の技術とされていました。

そんな中、1985年に日本で塩島敏彦が発表した技法が世界で唯一の製造技法とされてきました。松下氏は、漆等の接着剤を用いない独自の製造技法として、肥後象眼の技術を活用しながら2年に渡って試行錯誤を繰り返し、ついに2018年12月、「鼈甲に金銀を象嵌したピクエ」を再現することに成功しました。

池田柏藻氏談(奈良鼈甲における現代の名工。池田工房)
「松下氏は、肥後象眼で培った技術を活かし、非常に画期的な挑戦を続けてきた。この度再現に成功したとうかがった。この挑戦を褒めたたえたい。さらにこれからを楽しみにしている」
ぜひご取材・ご掲載いただければ幸いです。

松下良太郎プロフィール:
歯科技工士として、歯科技工所の経営に携わりながら、2016年に肥後象眼の白木一門会に入門。入門2年目より3年連続で日本金工展に入選、熊本県美術展で奨励賞入選を重ねる。2017よりピクエの再現に取組み、2018年末、再現に成功した。
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リリース:天草市起業創業・中小企業支援センター(アマビズ 内山)http://ama-biz.jp 0969-24-5555
お問合せ:松下良太郎(肥後象眼白木一門会)  熊本県天草市南町 2-13 TEL: 090-5735-7723 (松下)

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