Ama-biZ曼荼羅
副センター長の内山です。
平成26年度最後の今日、一泊ですが再び富士市はエフ・ビズにお邪魔しています。
日曜にはいよいよアマビズの開所。
たくさんの相談で時間もなくなりそうなので(^ ^)
今のうちにエフ・ビズで学んだ小出流なるもの、未熟ながらこういうことなのかな?
というもの、あくまで現時点のものとしてメモしておきます。
未整理ながら、Ama-biZ曼荼羅として図示してみます(注:図のみ随時更新)。
(かかりつけの、薬をあまりつかわないお医者さんみたいに思ってみるとわかりやすいかもしれません。もちろんビジネスは病気ではありませんが)
?相談プロセス:どんなことをやっているか
?そのための智恵的なベースは何か
?しかし一番大切なのは「あり方」
?なぜやるかといえば、地域の未来(と今)のため
という視点での整理で、??は私、?は私と相談者、?は私たち と言えるでしょうか。
?相談プロセス:どんなことをやっているか
プロセスは4段階「聞く」「見つける」「提案する」「支える」に分けられます。
聞く:傾聴する。
コーチングやダイアローグ(ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ ?by?デヴィッド・ボーム)的。
相談者をリスペクトし、可能性を最大限信じ、まるごと受け入れるところから、お話を傾聴する。
ポイントは判断を保留しながら聞くこと。判断は可能性を妨げ、相談者とのオープンな通路を閉じてしまう。?そのための智恵的なベースは何か
一方、相談の焦点は何か、課題は何か、表面的な課題の下にあるものは何か にもアンテナを働かせる。
相談者にとってはここで「安心」という体験になればと思います。
見つける:
問いを発し、可能性を引き出しながら、強み、セールスポイントを見つけていきます。
製品やものづくりの技術だったり、地域への貢献の情熱だったり、歴史や地理的な特殊性だったり、経営者のストーリーだったり、これまでの頑張り・踏ん張りだったり、いろいろです。
こだわりや想い、始めたきっかけ、動機(モチベーション)など、流れにしたがいつつお聞きしていく中で、見つかってきます。
意外に自分では自分の強みは見えないもの、もしくは認めることは照れるもの、そこを外から「いいですね」と自覚するお手伝いをするわけです。
強みが見つかれば、それを活かすターゲットを絞っていきます。マーケティング的な領域でもあります。
相談者にとってはここで「自信」という体験になればと思います。
提案する:
ターゲットが絞られれば、ニーズやトレンドもにらみつつ、製品から商品が見えてきます。
売上UPであるなら、販路開拓、新商品開発、新分野開拓、の3つが大きな方向になります。
・新しい技術や、新しいニーズに対応した新商品に結び付くかもしれません。
・既存の製品でも、捉え方、見せ方、見え方を変え、新たな販路を開拓できます。
・今までなかった新分野が見えてくるかもしれません。
大事なのは常に顧客視点を忘れないこと。可能性を開いておくこと。
そして、お金をかけずすぐできること。ホームランではなくヒット。塁に出ること。
相談者にとってはこれが「驚き」という体験になればと思います。
支える:
新しい販路や新商品を売るための様々な方策を打っていきます。
相談の時間だけでなく、マッチングを経ながら外部との連携も視野に入れながらになります。
お金をかけずに知恵を使う”ひとくふう”がポリシーですので、
例えば、記事にしてもらう。ブログやSNSで口コミ力を使う。これらにより顧客と直につながる。
キャッチコピーやPOP/店舗のデザインを考える。算盤をはじいてみる。連携先とマッチングする。
等々、状況により様々ですが、相談者によりそい、伴走し、支えます。
相談者との間の「絆」が築ければと思います。
進行
相談のイメージとしては、初回は「聞く」?「見つける」できれば「提案」まで。
次回以降に「提案」をベースにいろいろと一緒に考えます。
小さなできることをやる>やってみて学ぶ>成功体験を重ねる>次のチャレンジ>
具体的に手を動かし足を動かす段階では「支える」として持続的におつきあいさせていただきます。
相談しながら、相談者の中からも新しいアイデアや見方ができるものです。
私たちは、ある意味「自問自答の鏡」としての相手とお考えいただくとよいかもしれません。
そして、忘れてならないのはこのプロセスに囚われぬこと。目の前の今・相談者に開いておくことが大切です。
?そのための智恵的なベースは何か
エフ・ビズ小出さんは、毎日新聞8紙に目を通すほか、テレビ、雑誌等々、業界情報やトレンドウォッチには余念がありません。
暗黙知ともいえる、知識ベースができあがっていて、そこから瞬時のソリューションが現れるように思います。
言うは易しですが、私たちも日々精進です。
いや、精進というよりは好奇心です。コンビニの棚は、様々な新商品の実験場でもあります。
その背景にあるいろんな思惑やニーズに思いを馳せながら、市場経済世界をめ(愛)で歩くのも仕事です。
?しかし一番大切なのは「あり方」
経営者の方々は弱みを家族にも社員にも見せられないとお思いのことが多く、孤独な一面もあるかと思います。
第3者として、心を開ける場はとても大切です。
アマビズもその一つと思っていただければと思いますが、そのためには、私たちもそれだけの器を持ち、受けとめる覚悟が必要です。
相談者をリスペクトし、可能性を最大限信じ、まるごと受け入れる。それは真剣勝負でもあり、心をわしづかみにされ、魂が震える瞬間でもあります。
まず惚れることかもしれません。日々、学びです。
?なぜやるかといえば、地域の未来(と今)のため
アマビズは、法人としては「一般社団法人 天草市起業創業・中小企業支援機構」であり、定款に「当法人は、起業創業家、中小企業者等の幅広い相談にワンストップで対応できる相談業務及び支援事業を行うことで、各種産業の振興を図り、企業や地域の活性化に貢献していくことを目的」と書かれています。
中小企業、起業家などあらゆる事業者、そしてこれから事業を営もうとするみなさまを盛り上げることで、天草を元氣にしていくことを大目的としているわけです。ネイティブインディアンに「7世代先の子供達のことを考えて今を生きよ」という教えがありますが、天草でもまったく同じと思います。それは7世代前の方々に感謝し、尊敬することでもあります。その時、時を超えた大いなる命と、わたしはシンクロします。それは責任でもあり、力をいただくことでもあります。
図では、 下(私)、真ん中(相談者とのコミュニケーション)、上(わたしたち、過去?今?未来) を∞で結んでいます。
応援が元氣を蘇えらせ、大きな元氣に広がっていく、アマビズの仕事はそういう仕事だと思っています。
主役は天草のみなさん。アマビズは、一緒に走ります。
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こちらもぜひ。f-Biz 小出さんのところで学ばれた先輩、OKa-Biz 秋元さんのコラムです。
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中小企業支援日本一・f-Biz小出宗昭氏から学ぶ【売上UP支援・3つのポイント】
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にも大いに助けられています。遼さんに感謝。
